もふふろぐ

ErgoDash ビルドログ (はじめての自作キーボード)

遊舎工房自作キーボード入門セットを購入しErgoDashを組み立てました。

約1年半HHKBを使い続ける中で、小さな不満(矢印キーが無い、キーキャップの選択肢が少ない、など)が積もったことで、自作キーボードには漠然とした憧れを抱いていました。 とはいえ、HHKBの見た目や打鍵感は好きですし、広く普及している(入手しやすい)点も気に入っていましたので、他のキーボードを買うことは考えていませんでした。

ところが、最近、iPadで絵を描くようになるとキーボードの位置に困るようになり、分割型キーボードがほしくなってきました。 とうとう自作キーボードのキットを衝動買いしてしまったため、組み立ての様子をまとめます。

購入

初めは、自作キーボードでなく、BAROCCOErgoDox EZを検討していました。 しかし、気に入ったものを見つけられず検索を続けるうちに、自作キーボードに行き着きました。

遊舎工房の通販サイトで、ErgoDoxに似た配列の自作キーボードにErgoDashがあること、ErgoDashは自作キーボードの入門に適していることを知り、自作キーボード入門セットの購入に至りました。

HHKBの配列を踏襲した分割キーボードであるChoco60も魅力的だったので、次があれば購入したいところです。

購入したセットはすぐに届いたので、早速、ビルドガイドを見ながら組み立て始めました。

道具

すでに持っていた道具で間に合ったため、新たに購入することはしませんでした。

  • はんだごて (温度調節機能がないもの)
  • はんだ (何かの残り)
  • 丸ペンチ
  • ニッパー
  • ドライバー
  • 工作板 (机を傷つけないため)

これから道具を揃える人ははんだごてのスタンドも入手すべきだと思います。

ダイオード・TRRSジャック・リセットスイッチを取りつける

基盤にダイオード70個をひたすらはんだづけします。 基盤は裏返すことで左右いずれにも使えるようになっているので、ここで裏表を決め、ダイオードを裏面に付けていきます。 TRRSジャックとリセットスイッチも同様に。

この量をはんだづけしたのは初めてでした。 1時間以上要したと思います。

Pro Microを取りつける

Pro Microというモジュールを基盤に取りつけます。

入門セットには、Pro Microの取りつけに使うと思われるピンヘッダが2種類同梱されていました。 一方は、Pro Microに同封されていた普通のピンヘッダ(写真左)、もう一方は、コンスルー(スプリングピンヘッダ)(写真右)です。 ErgoDashのビルドガイドには書かれていないため戸惑いましたが、セットに添えられていた紙や他のビルドガイドを見たところ、コンスルーだけを使うのが正解だとわかりました。

コンスルーはPro Microの着脱を容易にするためのピンヘッダだそうです。 Pro Microにはんだづけした後、基盤とははんだづけせず、ぎゅっと差し込んで取りつけます。 向きに注意。

ファームウェアを書き込む

ここまでの工程について動作確認をしたいので、PCに基盤をUSBケーブルで接続し、仮のファームウェアを書き込みます。 CLIで作業を完結させたかったため、QMK CLIを使用しました。

# QMK CLIをインストールする
brew tap qmk/qmk
brew install qmk

# 必要なリポジトリをクローンする
qmk setup

# defaultファームウェアを書き込む
qmk flash -kb ergodash/rev1 -km default
# Detecting USB port, reset your controller now...
# と表示されたらリセットスイッチを押す

入力されたキーを表示するツールを見ながら、すべてのキーが動作するか確認します。 (まだキースイッチを取りつけていませんが、適当な金属を当てて通電させることで動作を確認できます。)

スタビライザーを取りつける

基盤に押し込むだけ。

キースイッチを取りつける

基盤の表側にアクリルプレートを合わせてから、キースイッチをはめて裏からはんだづけしていきます。 裏返した後にキースイッチが基盤から浮いてしまわないように注意します。 はんだづけに慣れ、さくさく進むようになりました。

ここで再度、動作確認をしました。

ケースを組み立てる

裏側のアクリルプレートも重ねて、ねじで固定します。

キーキャップを付ける

キーキャップを付けて完成!なのですが、キーマップに悩み、かなり時間が掛かりました。 QMK Configuratorでキーマップを作成、JSONファイルにエクスポートして、再度Pro Microに書き込みます。

# qmk flash <エクスポートされたJSONの絶対パス>
qmk flash ~/Downloads/ergodash_rev1_layout_4key_2u_inner_mine.json

キーマップの作成もテキストで完結させたい場合はqmk/qmk_firmwareをforkして編集することになるのですが、キーマップだけのために沢山のファイルを管理しなければならないのは面倒だと思いました。

HHKBの配列を参考にしながら、矢印キーの配置を自然にすることや、テキスト入力をしやすいよう-を右上に置くことにこだわりました。 この記事を書いている間にもキーマップを変更しているくらいなので、まだ改善の余地があるかもしれません。

完成

やったー

組み立てには4〜5時間掛かりました。

セットに付属していたキーキャップMDA Big Bangがかわいくて気に入っています。 配列に慣れるには時間が掛かりそうです。

多くの自作キーボードがそうであるように、ErgoDashのケースは側面が空いており、見た目や埃の侵入が気になります。 いずれ3Dプリンタでケースを自作するのも楽しそうだと思いました。 際限なく改良し続けられる点が自作キーボードの魅力であるようです。