もふふろぐ

by

読んだ本 2020

2020年に読んだ本を読んだ順にまとめます。

おすすめ

今日では有名な4原則(近接、整列、反復、コントラスト)などのデザインの基礎を、沢山の例を交えて、徹底的に解説している書籍。デザインに縁がないと思い込んでいる人にこそ読んでほしい良書ですが、それなりの厚さなのが難点でした。ウェブ上には「4原則」を要約した資料が溢れているので、それらを活用すると、人に勧めやすくなります。

おすすめ

行動変容をもたらすプロダクトをデザインするための工程をまとめた書籍。仕事で動機づけについて考える必要があったので、その勉強のために、ノートを取りながら読みました。心理学や行動経済学の諸概念を学んだうえで、プロダクトデザインにおけるそれらの立ち位置を知れました。原著者は、人が行動を実行する(Execute)までに通過しなければならない5ステップ(Cue, Reaction, Evaluation, Ability, Timing)を「CREATEアクションファネル」と名付けて紹介しています。行動変容について考察したり議論したりするときには、この概念が大いに役立ちました。翻訳もわかりやすく、おすすめの書籍です。

WebサイトやアプリケーションのUIのためのデザインパターンをまとめた書籍。「新版」が出版されていると気づかずに買って読んでいました。移り変わりが速い技術や実例の紹介では、古くなった情報が散見されます。Webサイトやモバイルアプリケーションを開発した経験がある人にとって新しい発見は少ないですが、パターンの名前と長所・短所を明文化した資料として有用でした。

おすすめ

WebサイトやアプリケーションのUIデザインについて広くまとめた書籍。多くの実例が、手本としても悪例としても紹介されています。UIのデザインパターンの紹介が主だった旧版から、章立てが刷新されて、より「教科書」らしい内容になっていました。旧版同様、UIデザインを明文化した資料として一読の価値がありますし、入門書として初心者にもおすすめできます。

非デザイナー向けのグラフィックデザインのFAQ集。煽るタイトルには抵抗感を抱きましたが、似た書籍を読んだことがなかったので手に取りました。非常に易しい内容ですが、国内でよく見られるようなデザインを多く例示している点が強みです。体系的な知識を得づらいので、他の書籍で補う必要があります。

おすすめ

UXデザインを実践するための手引書。UXデザインが中々浸透しない現場で、円滑に実践する方法にも焦点を当てており、初心者を脱してからも役立ちそうだと思いました。昨今のCOVID-19流行下で、顔を合わせて手を動かす手法をそのまま採用することは難しいですが、オンラインホワイトボードを活用して模索しながら実践しようとしています。

あとがき

読書のモチベーションを高めるために、今年の夏頃から、読んだ本を記録し始めました。 読み終えた本は、仕事や研究で勉強する必要があった、行動変容やデザインについての書籍が中心になっています。 コンピュータサイエンスやプログラミングなどに関する書籍もたくさん衝動買いしましたが、緊急性がないために積読になりました。 読書を習慣化して積読の山を崩すことを来年の目標にします。