音楽ゲーム Rhyth-Metria リリース
サークルMIS.Wで制作していた音楽ゲーム「Rhyth-Metria」がリリースを迎えました。企画は昨年発足したので、制作期間は休止期間も含めると約1年半になります。私はCGの一部、ゲーム画面やリザルト画面の素材制作を担当していました。
企画
2015年2月、サークルから音楽ゲームを作りたいメンバーが集まり、まず根幹となるゲームシステムを決める話し合いが始まりました。十種類近くの案が集まったので、時間をかけて少しずつ方向性を定めていきました。そうしてできたのが現在のデザインです。スマートフォンを両手で横持ちにしたときに遊びやすいよう、判定線が左右に配置されています。
iOSとAndroid向けに2Dゲームを開発するため、制作環境としてまずcocos2d-xなどが考えられました。企画会議を重ねた結果、メンバーのスキルを考慮し、当時の流行の影響も受けて、最終的にUnityが採用されました。Unityならではのトラブルに悩まされることもありましたが、プログラマーの人たちの働きによって試作から本制作までが非常に素早く進みました。
デザイン
素材の画像をアップロードするたびにすぐに実装してもらえたおかげで、実際の動作を見ながらデザインを調整することができました。しかし、アニメーションの実装までプログラマに任せてしまい、負担を大きくしてしまったことは反省点です。せっかくUnityを利用しているのだから、Prefab単位でデザインの仕事を分担すべきだったと思います。
またデザイン面で特に心残りなのが、デザイナー間の意思疎通が難しく統一感のある素材を作れなかったことです。この企画には非常に多くのサークルメンバーが参加しており、主要なデザイナーも複数いました。始めは活発に連絡を取り合っていましたが、忙しくなるにつれてデザイナー間の連携が疎かになっていったように思えます。
しかしそれを除いてもGUIのデザインで改善すべき点は沢山あり、技術の無さを痛感しました。
何はともあれ、無事に完成した「Rhyth-Metria」をよろしくお願いします。各種ストアでiOS/Android向けに無料配布しています。