SamurAI Coding 2016-17
SamurAI Coding 2016-17というゲームAIのプログラミングコンテストに参加しました。
SamurAI Codingの課題は陣取りゲームのAIプログラムを作成することです。「Splatoon」に着想を得て考えられたゲームなのだとか。プレイヤーが動かす駒である「サムライ」は自軍色の区画に隠れることができるため、隠れた敵の座標をいかに予測するかが鍵となりました。
予選
まずはゲームのソースコード(C++)をダウンロードしビルド。動作保証環境がLinuxのみだったのですが、立ち上げるのが面倒なので、Bash on Ubuntu on Windowsで動かしてみました。Bash on…初めての有効活用。
予選ラウンドはオンラインで実施されます。応募締め切りである2月12日までの間、コンテストサイトでAIを提出すると、他の参加者との試合の様子を見ることができました。
参加者数は100人程度しかいなかったそうで、応募直後にはつかの間の上位入りを果たしました。
決勝
決勝ラウンドは3月17日に名古屋大学で行われました。情報処理学会の全国大会の中の一企画として開催されています。
幸運なことに決勝進出を果たし、会場への招待もいただけましたが、日程が大学での所用と重なってしまったため、訪問を諦めることになりました。
16チームによるトーナメントで初戦に勝つことができたため、ベスト8に。最終的には予選順位まで考慮して1チームずつ順位を付けるため、7位になるのだとか。
決勝の様子は翌日ニコニコ生放送の予約で確認できました。
感想
浅い探索しかしない簡単なAIが決勝に進めたことに驚きました。参加者の総数が少なかったためでしょうか。しかしながら、やはりより上位の方々のAIには到底かないませんでした。何名かは機械学習などの手法もとっていたそうです。
そういった方々との交流(と軽食会)が可能な場であっただけに、当日の都合がつかなかったことが残念です。
次があればまた参加したいところですが、参加者の少なさを見ると、来年の開催があるのかも不安になります。ウェブサイトをモダンにしたり、ツイートを日本語にしたりするだけでも変わりそうなものですが……。